単体テストの考え方/使い方

2023-01-03#book#test

発売されたばかりの単体テストの考え方/使い方を年末年始の読み物として読んだ。これまでいくつかのテスティングフレームワークを使ってきたものの、単体テストとはどうあるべきかといったツールによらない本質的な部分の理解をおろそかにしてきたので手にとった。

テスト・ダブル、スタブ、モックのそれぞれの違いなど今まであいまいに理解してきた用語をしっかり定義した上で、良い単体テストに求められる観点を4つ提示し、それに基づいてモックをどのように使うか、単体テストのそれぞれの手法をどう評価するかといった解説があり、単体テストにとどまらずヘキサゴナルアーキテクチャや関数型アーキテクチャといったアーキテクチャがテスタビリティに与える影響まで解説されている。

個人的に印象に残ったことを列挙してみる。

当初の目論見通り、ツールによらない本質的な部分の理解が深まり、これまで当たり前に実践してきた単体テストのやり方が間違っていたことに気づけたので、とてもいい本だった。