二段に昇段した

将棋ウォーズの10分切れ負けのルールで二段に昇段することができた。初段に昇段したのがたしか3年ほど前だったので、途中やらなかった期間があったものの、遠く険しい道のりだった。

今年一年間は二段昇段を目標に例年以上に本気で将棋に取り組んだので、何をやってきたかを記録に残しておきたい。

やったこと

四間飛車から中飛車に転向した

昔から四間飛車を愛用してきたが、自分から仕掛けていく将棋の方が勝率が高まるだろうと思い、角交換四間飛車か中飛車かで考えた結果、中飛車に転向することにした。

中飛車であっても感覚的には50%以上は居飛車側からの仕掛けに対応する将棋になっている印象はあるが、特定の形に入るとほぼ必中で中飛車からの攻めが成功するパターンがあり、気持ち的には戦いやすくなった。

また、相手が振り飛車だった場合、相振り飛車ではなく中飛車左穴熊という選択肢があるため、力戦模様になりやすい相振り飛車よりは研究勝負に持ち込みやすく、自分の性に合っていると思う。

指導対局を受けるようになった

シモキタ名人戦に参加して初めて指導対局を受けたことをきっかけに、プロの方や自分よりはるか格上の方に指導対局をしてもらうようになった。

指導をしていただく中で自分では意識できていなかった強みや弱みに気づけるようになった。具体的には、序盤で優位を奪われて中終盤に入っての寄せで逆転するパターンが多く、序盤に課題があることが分かってきた。

リアルの大会に出場するようになった

今年は高校時代ぶりにリアルの大会に出場した。格上と思われる相手にもそこそこやれる感触があったし、結果以上に将棋に取り組むモチベーションに繋がったのが大きかったと思う。

AIを使った勉強をするようになった

定跡書を読んでいると、紙面ではカバーしきれない変化について調べたいことが増えてきた。また、実戦の中で出てきた場面について深掘りしたいことも増えてきた。

そこで自作PCを作り、そこそこ性能の高いPCでAIを使った解析を行うようになった。その際に課題となるのが、調べた記録を残す手段がないことだったが、最近このホームページに将棋メモというコンテンツを作り、棋譜とともにメモを残せるようにしたため、今後はAIで調べた内容をメモとして残して自分の頭を整理していきたい。

棋書を読む量が増えた

Kindle端末を購入し、どこでも棋書を読むようになった。特にKindle Unlimitedで無料でいろんな棋書が読めるのが良くて、気になった棋書をよく読んでいる。

今後

この一年で自分なりの勉強方法、格上の方からフィードバックを受ける方法、モチベーションを保つ方法について確立できたので、来年は三段昇段を目標により一層努力していきたい。